パット・ヘントゲン Pat Hentgen ~北の速球王~

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Pat Hentgen (パット・ヘントゲン)
(1968-)
Baseballer
Position:Pitcher
Threw/Batted:R/R
Height:188cm Weight:95kg

Stats

 デトロイトのハイスクールで活躍したヘントゲンは奨学金を得て地元のウェストミシガン大に進む予定であったが、1986年のドラフト5巡目でトロント・ブルージェイズに指名されると、大学を蹴ってプロへと進んだ。

 1991年にメジャーデビュー。1992年は専らリリーフとして起用され、プレーオフへの出場は果たせなかったが、チームはワールドシリーズを制止て世界一を達成した。

 このシーズンのアピールが効いて翌シーズンは先発からローテーションに定着。19勝9敗、防御率3.87の大活躍でオールスターに選出されて大ブレイク。

 フィラデルフィア・フィリーズを迎え撃ってのワールドシリーズでは3戦目に登板し、6回1失点で勝利投手に。チームの連覇に大きく貢献して昨年取り逃したチャンピオンリングを勝ち取った。

 闘志満点の速球とカーブを頼みに真っ向からバッターに勝負を挑む昔気質の本格派で、衰えたジャック・モリスの穴を埋める形で完全にブルージェイズの大黒柱となった。

 翌シーズンも13勝8敗の成績でオールスターに選出。ピークは1996年で、リーグトップの265回3/2を投げ、20勝10敗、防御率3.22の大活躍でアンディ・ペティットやマリアーノ・リベラを押しのけてサイヤング賞を獲得。

 翌シーズンからブルージェイズにはロジャー・クレメンスが加入。負けじとヘントゲンも気合を入れ、2年連続の最多投球回となる264回を投げ、15勝10敗で3度目のオールスターに選出。

 ブレイク以来7年連続の2桁勝利を記録したが、段々高年俸がチーム財政を圧迫するようになり、1999年シーズン終了後に2対3の大型トレードでセントルイス・カージナルスに移籍した。

 カージナルスでは15勝12敗とナ・リーグに移っても相変わらずの活躍で連続2桁勝利を8まで伸ばし、オフにFAでボルチモア・オリオールズに移籍した。

 しかし、オリオールズではひじを痛めてまともにプレーできない状態が続き、3年目の2003年にはどうにかローテーションに入って7勝8敗を記録したものの、契約延長を断られてFAとなった。

 真っ向勝負の男らしく、ヘントゲンが野球人生の締めくくりに選んだのは古巣のブルージェイズであった。

 開幕からローテーションには入ったが、2勝9敗と往時の力は戻ってこず、このままブルージェイズでヘントゲンはユニフォームを脱いだのだった。ブルージェイズでの102勝は今なおチームレコードである。

 天下のサイヤング賞投手だけあって大事にされ、引退後はブルージェイズの特命コーチに就任してマイナーでの巡回指導を担当。2011年から2013年にかけてはブルージェイズのブルペンコーチも務めている。

 ブルージェイズ黄金時代のエースとしての実績を評価されて2016年にはカナダ野球殿堂入りを達成。今日もヘントゲンはマイナーチームで若手に教えを授けている。

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