Jim Jeffcoat(ジム・ジェフコート)
(1961-)
American Footballer
Position:Defensive End
Collage: Arizona State
Height:196cm Weight:124kg
Relatives:
Jackson jeffcoat(ジャクソン・ジェフコート)(息子)
Stats
エイプリルフールの生まれだからというわけではあるまいが、ジェフコートは嘘のように力が強かった。ハイスクールではフットボールの他にレスリングでもレターマンになり、アリゾナ州立大に進学。
同大はジェフコートの加入で堅守のチームとして鳴らし、1982年には1試合当たりの喪失ヤード僅か228.9ヤードという全米ナンバーワンの守りで全米6位に躍進。フィエスタボウルでも勝利を収めている。
1983年に全体23位でダラス・カウボーイズ入り。ルーキーイヤーは控えで過ごしたものの、翌シーズンはハーベイ・マーチンの引退で後釜のスターターに収まり、11.5サックを記録して大々的に売り出した。
生来のパワーを武器にパスラッシュに持ち味を発揮し、1985年シーズンにはチームレコードとなる1試合5サックを達成。カウボーイズディフェンスの最前線に立って恐れられた。
1986年にはリーグトップの14.0サックを記録。その後少し調子を落としたものの、1988年にはリーグトップの4FFをマーク。プロボウルにはどういうわけか縁がなかったが、ジェフコートこそNFLを代表するDEであることは誰疑うことなき事実であった。
ジェフコートの活躍に引っ張られるようにカウボーイズも年々強くなっていくのだが、同時に世代交代の波が訪れ、1992年にはとうとう先発の座をトニー・トルバートに奪われてしまうことになる。
しかし、ジェフコートは先発は譲ったものの、どうしてもパスを阻止したい場面でスーパーサブとして投入され、むしろ負担が減ったことでパフォーマンスが向上し、10.5サックをマークする活躍でチームのスーパーボウル連覇に大きく貢献した。
しかし、控えより先発でいたいのがフットボーラの本能で、1995年シーズン終了後に出場機会を求めてバッファロー・ビルズへと移籍した。カウボーイズで記録した通算94.5サックはチームレコードである。
ビルズでは通算100サックを達成したものの先発に定着するには至らず、元の通りのパスラッシュ専門の控え選手として終始。1997年シーズン途中に故障で戦線を離脱し、結局これを持って現役を引退した。
引退後はカウボーイズに呼び戻されてアシスタントコーチに就任。7シーズンにわたって務めた後はヒューストン大、サンノゼ州立大、コロラド大とカレッジを渡り歩き、更にAFLのコーチに就任。
AFLは長続きせずに潰れてしまったが、今度はこの度復活することになったXFLでコーチに就任することになったという。また、保険代理店も経営している。
ちなみに息子のジャクソンもフットボーラ―で、短期間ながらワシントン・レッドスキンズでプレーし、現在はカナディアンフットボールに身を投じている。
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