ウィルバー・マーシャル Wilber Marshall ~猛獣注意~

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JWilber Marshall (ウィルバー・マーシャル)
(1962-)
American Footballer
Position:Outside Linebacker
Collage: Florida
Height:185cm Weight:104kg

Stats

多くの場合サックとINTは両立しない。サックを稼げるような選手にはINTを稼げる俊敏性がなく、INTを稼げるような選手にはサックを稼げるパワーがない。両方稼げる選手というのは特別な存在だ。

マーシャルは特別だった。ハイスクールでは既に大活躍でオールアメリカンに選ばれている。ちなみにチームのQBは後にカレッジでWRに転向して3回プロボウルに選ばれるクリス・コリンズワースであった。

コリンズワースと同じフロリダ大へ進み、LBとして2年連続でオールアメリカンに選出。最終学年には全米6位までチームを引っ張り上げ、ゲーターボウルでアイオワ大相手に勝利を飾っている。

同年全体11位でシカゴ・ベアーズが指名。ルーキーイヤーは控えだったものの、2年目からRLBに定着。バディ・ライアンディフェンスコーディネーターの発案による”46ディフェンス”の中心として4INT、6.0サックを記録。

ブリッツでQBに激しくプレッシャーをかけるのが46ディフェンスの肝だが、その中でも特にQBに恐れられたのがマーシャルであった。来たと思ったらもう遅い。来なければ来ないでボールの行く先に居る。16週目のデトロイト・ライオンズ戦ではQBジョー・ファガーソンを脳震盪でノックアウトしている。

カンファレンスチャンピオンシップのロサンゼルス・ラムズ戦ではDEリチャード・ベントがQBディーター・ブロックにサックをかまし、こぼしたボールをリカバー。そのまま”人間冷蔵庫”ウィリアム・ペリーのリードブロックで52ヤードを突っ走り、FRTDを決めている。

その勢いでチームはスーパーボウルを制したが、マーシャルの本領は翌シーズンであった。5INT、5.5サック、4FF、105タックルに加え、INTTDとFRTDを決めている。このシーズン初めてオールプロとプロボウルに選ばれた。

翌シーズンもプロボウルに選ばれたものの契約がこじれ、5年600万ドルの契約でワシントン・レッドスキンズに移籍。ワシントンでも暴れに暴れ、1991年には5INT、5.5サック、4FF、135タックルという活躍。ライオンズ戦ではエリック・クレイマー相手に3回もサックを見舞っている。

このシーズンレッドスキンズはスーパーボウル制覇を達成。そしてまた翌シーズンマーシャルは張り切り、2度目のオールプロと3度目のプロボウルに選ばれている。

このシーズン終了後、恩師であるバディ・ライアンがヒューストン・オイラーズに移ったことからこれに付き従い、翌シーズンはこれまたライアンに付いてアリゾナ・カージナルスへ。しかしこの頃からあまりにハードなプレーで体が言うことを聞かなくなりだし、翌シーズンはニューヨーク・ジェッツへ移籍したものの先発の座を守れなくなり、これをもって現役を引退した。

通算23INT、25.0サックを記録。両方で20を超える選手は滅多にいない。まさに万能選手であった。

しかし、引退後は古傷の後遺症に苦しみ、補償を求めてNFLを相手取って訴訟を起こしたものの裁判は長引いた。

2008年には破産したものの、どうにかNFLから保証を勝ち取り、カレッジフットボール殿堂に迎えられた。レッドスキンズの70周年記念チームにも選ばれている。

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