マーチン・ジェリナス Martin Gelinas ~The Eliminator~

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Martin Gelinas (マーチン・ジェリナス)
(1970-)
Hockey player
Position:Winger
Shot:Left
Height:180cm Weight:91kg

Stats

ケベックで床屋の息子に生まれ、ジュニアリーグで輝かしい成績を残して1988年に全体7位でロサンゼルス・キングスに指名されたジェリナスだったが、彼のプロ人生をいきなり事件が襲う。エドモントン・オイラーズが世界に誇るホッケーの神様、ウェイン・グレツキーとのトレードに指名早々に組み込まれてしまったのだ。

ジェリナスはスポーツ史上最大のトレードと言われ、国宝をアメリカに売ったと国際問題にさえなったこのトレードの目玉であり、カナダ中から厳しい視線にさらされることになった。

ジェリナスはプレッシャーに苦しみながらルーキーイヤーのほとんどををマイナーで暮らし、1989-1990シーズンからNHLに定着。

同じく若手のジョー・マーフィー、アダム・グレイブスとKid Line”を結成して46試合で25ポイントを記録。プレーオフでも20試合で5ポイントを記録し、チームのスタンレーカップ獲得に貢献して面目を施した。

その後もプレッシャーとオイラーズの厚い選手層に苦しみながらも中堅選手としてオイラーズの脇を固め続け、1992-1993シーズン終了後に地元のケベック・ノルディクスにトレードで移籍。この頃にはノルディクスは地元出身のジェリナスを指名しなかったことでファンの批判にさらされていた。

しかし、ノルディクスでのジェリナスは大きく期待を裏切る形になり、シーズン途中でウェーバーとなり、バンクーバー・カナックスに拾われてシーズンを終えた。

プレッシャーから解放されたからだろうか、ジェリナスは短縮シーズンとなった1994-1995シーズンを46試合で23ポイントの成績で終え、プレーオフでは24試合で9ポイントを荒稼ぎする活躍でファイナル進出に貢献。

この活躍でバンクーバーで人気と信頼を獲得するとともに、プレーオフ男として名を討ったジェリナスは、1996-1997シーズンにはキャリアハイの33ゴールを記録するなどチームの中心選手として活躍していたのだが、1997-1998シーズン開幕直後に膝を故障し、カロライナ・ハリケーンズにトレードで放出された。

ハリケーンズでは3rdラインに降格するなど苦しい時期ではあったが、ディフェンスに磨きをかけ、チームは2001-2002シーズンにファイナル進出を達成。シーズンでは29ポイントだったにもかかわらず、7ポイントを稼いで勝負強い所を見せている。

翌シーズンはカルガリー・フレームズに移籍。52ポイントを稼いで復活。プレーオフでは26試合で15ポイントという大暴れを見せ、史上初となる3回の決勝ゴールを達成。ファイナルまでチームを押し上げる原動力となり、”The Eliminator”の異名を取るようになった。

ロックアウト中はスイスでプレーし、明けて2005-2006シーズンはフロリダ・パンサーズへ移籍。セルケ賞の投票に顔を出すなど守備面でも評価を高めていぶし銀の活躍。

2007-2008シーズンはナッシュビル・プレデターズでプレーしたが、膝の故障を悪化させてこのシーズン限りでNHLを去り、再びスイスへ渡って1シーズンプレーして現役を引退した。

引退後はプレデターズのフロントを経てフレームズのコーチに就任。現在もカルガリーに住まいを構え、事業の傍らでOB会の活動に精を出している。

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