ウェイド・レッデン Wade Redden ~Speaker of the Senate~

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Wade Redden (ウェイド・レッデン)
(1977-)
Hockey player
Position:Winger/Defense Man
Shot:Left
Height:188cm Weight:92kg

Stats

レッデンはカナダの先住民と白人の混血、所謂メティである。ある意味最もカナダらしい出自というべきかもしれない。

田舎育ちながらジュニアリーグで際立った成績を残し、1995年のドラフトでブライアン・べラードに次ぐ2位指名でニューヨーク・レンジャースに指名された。

しかし、オタワ・セネターズに指名されたべラードはいきなりチームと揉めてトレードを要求。トロント・メープルリーフスとの三角トレードでレッデンはセネターズへ移籍することになった。

世界一の大都会よりは、首都とはいえどこかのどかでカナダらしいオタワの街がレッデンの肌にはあったのだろう。ルーキーイヤーから全試合に出場して30ポイントを記録。4月には月間最優秀新人の表彰も受け、セネターズの創設以来初のプレーオフ進出の原動力となった。

以後期待にたがわぬセネターズディフェンスのキーマンとして活躍し、1999-2000シーズンにはオルタネートキャプテンに就任。更には2000-2001シーズンにはカナダ代表にも選出。メティという特異な出自もあって人気も高く、名実ともにセネターズの看板であった。

2001-2002シーズンにはオールスターに初選出され、2004年には世界選手権で金メダルを獲得。ロックアウトの明けた2005-2006シーズンにはチーム最高額にして先住民として史上最高額となる2年1300万ドルの大型契約を締結。

このシーズンは膝を壊して休場があり、ガンを患った母親の介護に追われたものの、65試合で±統計+35を記録し、ミハイル・ロージヴァルと±賞をダブル受賞。更に2006-2007シーズンにはファイナル進出を果たしたものの、アナハイム・ダックスの前にカップを取り逃し、チームの若返りの為にレッデンはトレードが噂されるようになる。

レッデンは何回かあったトレード話をノートレード条項を行使して拒否してきたが、30歳を前にレッデンのパフォーマンスは静かに衰え始め、2006-2007シーズンの契約切れをもってFAとなり、因縁あるレンジャースへ6年3900万ドルの大型契約で移籍した。

しかし、ニューヨークでレッデンは期待はずれな結果に終わり、2010-2011シーズン開幕前にウェーバーに。引退を拒んだレッデンはAHLでプレーすることになり、ホッケー史上最高年俸のマイナー選手として名を刻むとともに、この契約はNHL史上最悪のFAの一つに数えられる大失敗になってしまった。

その特異な立場から2012-2013シーズンの労使交渉ロックアウトで問題になったものの、その甲斐あってFAになり、セントルイス・ブルースと契約してNHLに復帰。トレードで途中ボストン・ブルーインズに移籍し、苦節の末1000試合出場を達成してこのシーズンで現役を引退した。

セネター(元老院議員)の顔だったからではあるまいが、最初から最後まで政治的ないざこざのなかで堅実にゴールを守り続けた不思議な男であった。現在はナッシュビル・プレデターズのフロントで働いてる。

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